概要
東京音楽大学で長年作曲科の教授を務められた、糀場富美子先生の東京音楽大学退任記念コンサートの宣伝美術(フライヤー‧パンフレット‧グッズ)を担当しました。
制作意図
依頼者から「とにかく派手に」とのご要望を受け、モデルの服装や持ち物、メイクアップには強く拘りました。
右手には作曲家に⽋かせない鉛筆を、左手にはその作品を讃えた「美の結晶」としてモデルの誕生石であるルビーをイメージした宝石を持たせ、服装は日頃のお写真から好みの色合いやパターンを推測しつつ、華美すぎない範囲で装飾を加えました。また、表情はモデルの柔和な性格が現れるような笑顔を意識して描写しました。
背景は、文字を加えるためにシンプルにしつつも、モデルが「海」を題材とした作品を複数手がけてきたことから下部は海を、上部はモデルを明るく照らす後光を加えました。
フライヤーやパンフレットでは、イラストを中心に据えつつも、必要な情報が目に留まる構成・配色を意識しました。また、ご高齢の方が多くいらっしゃるコンサートだったため、文字のポイント調整にも心を配りました。 イラストからデザインまで一気通貫してAdobe Illustratorで仕上げたことで、合わせてご要望いただいたグッズ制作にて、解像度を落とさずにリサイズすることが容易となりました。
クレジット
デザイン・イラスト:森田 了
費用面での工夫
パンフレット制作にあたり、依頼者から「費用を抑えたいが、ある程度フライヤーと揃えて華も欲しい」とご相談を受けました。そのためページ数を6ページに納めることで、印刷するものをA3一枚とA4一枚にし、A3の表面のみをカラーにすることで、全体の費用を抑えました。その上で、使用する紙を色上質紙にすることで、費用を抑えつつも、彩りを全ページに加えました。


